数年前に大流行した本、「嫌われる勇気」
本屋さんで見かけたことのある人も多いのではないでしょうか?
当時の私は

しかし、それは間違いでした!
私は小学生の「読書の時間」以外、本を読まない人間ですが断言します。
「この本だけは絶対読んだほうがいい。」
もし、この要約で興味を持たれたらぜひ買ってみてくださいね。
ちなみに「本嫌いな私」が「嫌われる勇気」をなぜ読めたのかですが、
アマゾンの「audible(オーディブル)」を使ったからです。
詳しい説明は省きますが、無料お試しもあるのでぜひ。
嫌われる勇気とはどんな本か
この本は「アドラー心理学」という心理学の本になります。
私が冒頭でお話しした「嫌われても良いから〜」的なお話ではありません!

哲人(アドラー心理学を教える人)と青年(アドラー心理学のアンチ)の
会話が書かれているので、読みやすいですよ。
(哲人を「てつと」と呼んだ方は立派な野球人です笑)
冒頭に伝えた「Amazon audible」なら朗読してくれるので、
オーディブルにぴったりの本なんです!
それでは要約を始めます。
ポイント1:個人的に一番感動した「目的論」
みなさんは「今の結果」に対して

「学歴が無いからこうなった」
これをアドラー心理学では「原因論」と言います。
「〇〇だから□□になった。」のような形です。簡単ですね。
この本では「引きこもり」を例にあげています。
引きこもり担った理由を
- いじめられたから引きこもっている
- 親の虐待により引きこもっている
と考えるのが「原因論」
私はこの理由を聞いた時

しかしアドラー心理学では
「引きこもりたいから、引きこもっている」というのです!

例えば引きこもっている理由が
「いじめられたから」だとします。これは原因論ですね。
しかし、これは「いじめられたくないから、引きこもっている」
という目的論になるんです。
学校や社会に復帰して、
「またいじめられたらどうしよう」という不安から引きこもっているのです。
つまり引きこもっている今の現状に満足しているから、変わらないのです。
これだけでは腑に落ちない方もいるでしょう。
しかし、原因論が正しいというなら
過去にいじめられた人は全員引きこもっていなければ、おかしくないですか?
いじめられながらも、引き篭もらなかった人は
「いじめられたくない!」という目的に向かって行動した結果なのです。
ポイント2:人生が楽になる「課題の分離」
アドラー心理学では「全ての悩みは人間関係にある」と断言しています。
例えば
- 身長が低い
- 目が小さい
- 学歴がない
なんていう悩みも他者と比較しているからこその悩みですよね。
生まれた瞬間に
この世に自分以外の誰もいなければ悩みなんてできませんよね。
では、どのようにそれらの悩みに対峙していくのか。
それが「課題の分離」です。
例えば身近な悩み
「上司のパワハラがひどい」を考えてみましょう。
この場合、多くの人が
「どうやったらパワハラをやめてもらえるのか」
ということを考えてしまうと思います。
しかし、これは一番やってはいけないこと。
「他人を変えることはできない」とアドラー心理学は言っています。
それは目的論を考えると分かりやすいです。
今回の例では、いろいろな目的が考えられます。
- あなたに仕事ができるようになってほしい
- ストレス発散
- あなたが嫌いだから怒りたいだけ。
そして
上司の目的が
①あなたに仕事ができるようになってほしい
だった場合、これは「他人を変えようとしている」ことになります。
つまり、あなたの目的が「仕事ができるように変わりたい」でなければならないのです。
このような状態をアドラー心理学では
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲むかどうかは馬次第」
という非常に分かりやすい例えを言っています。
上司の目的が
②ストレス発散、③あなたが嫌いだから怒りたいだけ
の場合は、お気付きの通り、あなたは何をやっても無駄です。
この「相手の目的」と「自分の目的」の区別をすることが
「課題の分離」なのです。
あなたは他人を変えることができません。
あなたは目的のために、「他人を変える」以外の
「自分にできること」を行っていくしかないのです。
まとめ:「嫌われる勇気」ポイント2つ
- 人生は目的論で行動する。
目的論で行動することによって、未来に進んでいける。 - 「課題の分離」を意識する。
他人を変えることはできない。
自分と他人の「目的」をしっかり区別することによって、対人関係の悩みに対峙していく。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲むかどうかは馬次第」
あなたは誰かのための生きているのはありません。
「今、ここを生きる」ことを始めましょう。
いかがだったでしょうか。
稚拙なまとめでしたが、私が「嫌われる勇気」を読んで
特に意識していきたいなと思ったポイント2つでした。
この他にも人生のヒントとなることがたーーくさんありますので、
気になった方はぜひ読んでみてください。
【Amazon 単行本、Kindle】
【Amazon audible】
どうせ『人の目を気にせずに自分の意見を言おう』的なやつでしょ、はいはい。