今回はコチラ。
【いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本】のポイントをまとめていきたいと思います。
こちらの本は
- コンテンツマーケティングの考え方
- マーケティング戦略
- PDCAサイクルの回し方
など、コンテンツマーケティングの全てを、優しく解説してくれている本になります。
この本に1文字も無駄な情報は無いと思えるくらい濃い内容となっていますので、気になる方はぜひ一読してみてください。
今回のまとめでは、コンテンツマーケティングを作成する人に向けた内容のみをまとめていきます。
- コンテンツマーケティングを担当している
- 具体的な戦略の立て方を知りたい
- コンテンツマーケティングを始めたい
そんな人の役に立てれば幸いです。
コンテンツマーケティングの考え方
なぜ、コンテンツマーケティングが必要なのか
それはLTV(顧客生涯価値)を高めるためです。
LTV(顧客生涯価値)とは、一人の顧客が、生涯にわたってどれだけ利益をもたらしてくれるかという意味。
つまり、長く付き合って、たくさん商品を買ってくれるかということです。
LTV(顧客生涯価値)を高めるのために、コンテンツマーケティングは最適なのです。
リスティング広告では、いわゆる「今すぐ客」がターゲットなのに対して、コンテンツマーケティングでは「まだまだ客」へのアプローチも可能です。
つまりスタートからゴールまで顧客と寄り添うことが可能なのです。
そうやって長期にわたって関係を築くことで、LTV(顧客生涯価値)を高めるのに最適と言われています。
コンテンツマーケティングって何?
著書ではコンテンツマーケティングとは「恋愛」と称しています。
恋愛って徐々に関係を深めていきますよね。
コンテンツマーケティングのポイントは
- 価値あるコンテンツを作る
- 顧客を育てる
- ファン化する
今の時代は「商品を探す時代」から「情報を探す時代」となっています。
みなさんも普段の買い物で、商品を探すことよりも情報を探してから商品を見つけたり、商品の情報自体を探したりしていることの方が多くないでしょうか?
だからこそ、「価値のあるコンテンツ」を作っていかなければならないんです。
コンテンツマーケティングの戦略
コンテンツマーケティングの目的(KGI)を明確に
ゴールを決めないと、途中の目標(KPI)が決められません。
PDCAを回していくためにも、ゴールをしっかり決めましょう!
戦略を立てていくことに重要なのは5つ
- 目的の設定
ex:ブランドの認知、成約 - 環境分析
実現したい姿に対して何が「できて」何が「できない」のか - ペルソナ設定
ターゲットの絞り込み
ex:年齢、性別、収入、職業 - コンテンツの設計
いつ、どんなコンテンツを提供するのか - 効果測定
ペルソナ(ターゲット)を選定しよう
自社の商品やサービスを買ってほしいターゲットを選定しましよう。
具体的な「誰か」を作り上げることが大事です。
例えば、年齢や性別、家族構成、趣味、人生観、娯楽などまで決めます。
ペルソナを決めるメリットは
- ターゲットを絞り込める
- 感情移入しやすくなる
- チーム内で情報を共有しやすい
- 施策のブレを防げる
などが挙げられます。
途中目標(KPI)の決め方
全ては目標(KGI)に基づきます。
例えば目標(KGI)が「認知」なら、その途中で見るべきものはPV数や検索順位などになります。
コンテンツを作ってみよう
コンテンツマーケティングは恋愛のようなものとお伝えしました。
そこでコンテンツ作成、発信の戦略作りでは「興味が生まれて、好意に変わっていくプロセス」を考えていかなければいけません。
それを著書では以下のような図で考えてみようと教えてくれます。
ぜひ、自社のサービスで考えてみてください。
コンテンツの作り方
それではコンテンツの作り方のポイントをまとめていきます。
コンテンツ(記事)の書き方のポイント 6つ
- 完璧じゃなくて良い
私もそうですが、完璧を求めてしまうと中々完成しません笑
完璧じゃなくて大丈夫。徐々に修正していきましょう! - 「書く」と「直す」を分ける
書きながら、直す。ということもよくありません。
まずは書いてみる。
そのあとに読んでみて、直していきましょう。 - 話すように書く
文章というと綺麗な言葉で書かないといけないと感じてしまうかもしれません。
しかし、伝わる文章というのは「話すように書くこと」がポイント。
私は友達にLINEを送るように意識しています。 - 構成
構成も考えずに、文章を書いていては
素晴らしいコンテンツも伝わりません。
基本の構成は下の画像の通り。
まずはこの構成を意識して書いていきましょう。 - ジェットコースター型文章
読み手の感情に起伏を起こさせましょう。
ずっと平凡な文章では途中で読むのをやめてしまいます。 - 書き始める前に、骨組みを決める
とりあえず書き始める。というのはお勧めしません。
まずは内容を整理して、構成に当てはめる。
そして書いてみる。
その後、読んでみて直す。
いきなり書けるものではないんですね。
読みやすい文章のポイント 3つ
- 文章は短く簡潔に
だらだらと長い文章を書くのはやめましょう。 - あの手、この手で目出せる
太字、赤文字、イラストなどを使いましょう。 - ストレートな表現
小説のような比喩表現は、かっこいいですけど、やめましょう。
見つけてもらうためのタイトルのつけ方 5つ
- 自分のためだと感じるタイトルをつける
まずはペルソナに響くように。 - 具体的な数字をいれる
具体的な数字を載せることで読んでみたい!と思わせます。 - タイトルはネタバレと曖昧の中間
タイトルでネタバレしすぎてもダメ。
抽象的すぎてもダメ。
どんな内容が書いてあるかが、分かるようにしながら、続きが気になるようなタイトルをつけてみましょう。 - 煽り、釣りタイトルはダメ
コンテンツは質が一番大事。
釣ったタイトルに見合っていないコンテンツでは信頼は得られません。 - SEOは意識しなくて良い
SEOアルゴリズムは日々変化していきます。
なので、SEOは意識しすぎないようにしましょう。
コンテンツマーケティングを最大限生かす方法 6つ
- 年間スケジュールを作る
どのタイミングで、どんなコンテンツを配信するのか、年間を通して考えておきましょう。
例えばクリスマスシーズンに
クリスマスプレゼントや、クリマスデートのコンテンツを出すみたいな感じです。
その際、Yahoo!の販促カレンダーが参考になります。
ぜひ覗いてみてください。 - SEO基本を抑える
先ほどSEOは意識しすぎないようにと言ったものの、これらの基本は必ず押さえておきましょう。
①質を高める
②タイトルをつける(タイトルタグ)
③ページの概要(メタディスクリプション)
④見出しにもキーワード(h1、h2)
⑤画像にもキーワード(ALT)
⑥キーワードの詰め込みすぎはダメ
⑦読み手が使いそうな文章を使う - SNSで入口を増やす
SEOによる、検索流入だけでは正直厳しいです。
SNSも運用して、入口を増やしましょう。
それ以外にもSNSは役に立ちますしね。 - 競合の分析
これは言われなくてもやっていますかね。 - 広告を利用
コンテンツ力が上がってきたら、広告を使って一気にファンを増やすのも良いですね。 - 会えて良かったと思えるコンテンツを
それは信頼を勝ち取るということ。
信頼を勝ち取るには、私は正直であることが大事だと思います。
面白いコンテンツも大事ですが、下記の内容は「正直な想い」が伝わりやすいのではないかなと思いますね。
1、事業への思い
2、仕事への哲学
3、プライベート
4、価格、コスト
5、強み、弱み
6、失敗を認める
今の時代にコンテンツマーケティングは必須!
いかがでしたか?
コンテンツマーケティングは今の時代、必須のマーケティングです。
今回は「コンテンツマーケティングをする人」に向けた要約にしましたが、
この本では「コンテンツマーケティングチームを創る人」に向けた情報なども記載されています。
コンテンツマーケティングをする際には必読の著書となっていますので
ぜひご覧ください。
他の部分は書籍で読んでください。