広報の仕事といえば「プレスリリースを書いて新聞やテレビに掲載されて、取材対応する」なんて思う人も多いでしょう。
そこで新人広報が悩むことが「頑張ってもメディアに載れない」ということ。
私も広報2年目の時に「全然メディアに出れない…」と悩んできました。
今回はその悩みの解決策として「メディアに載る方法」ではなく、広報歴5年目の私が「広報の仕事の本質」について書いていきます。
方法論が知りたい方は別の記事をご覧ください。
広報の仕事はメディア掲載されることじゃない
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広報という仕事はキラキラしたイメージを持たれがち。
実際、なぜか広報さんは綺麗な女性や社交的な人が多い…
だからメディア対応などの華やかな仕事風景をイメージしてしまうのです。
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しかし、あくまで「メディア掲載」は仕事の目的ではなく、手段なのです。
メディアに掲載されないと悩んでいる人は、目的と手段を間違えています。
仕事内容より前に「広報の目的」について考えてみましょう。
広報の仕事の目的は2つ
私は広報の仕事の目的は以下の2つだと考えています。
- 会社の信頼を積み重ねること
- 会社を守ること
広報の目的①:会社の信頼を積み重ねること
信頼を積み重ねるには正しい情報を、正しい時に、正しい場所に、正しい方法で、正しく伝えないといけません。
それが広報の仕事です。
会社が社会貢献をしたのなら、それを正しく世間に伝える。
それが世間の会社の評価となり、会社の信頼を積み重ねるのです。
この積み重ねる手段の1つが「メディア掲載」なんです。
広報の目的②:会社を守ること
一番分かりやすいのは会社の不祥事対応です。
すぐに事実確認、情報を整理し、謝罪会見などを設けます。
今まで積み重ねてきた信頼をいかに守れるか。
今の時代、手軽にwebを駆使して気軽に広報活動が行えるからこそ、私はこの対応ができる広報こそ本物だと思っています。
最近ではSNSなどの炎上も目立ちますし
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と思わずに積極的に学んで欲しい部分です。
メディアに載る広報活動は信頼が大事
とはいえ、不祥事対応なんて、人生でそうそう経験できるものではありません。
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つまり普段の広報の仕事は「信頼の積み重ね」です。
日々の業務で
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それがどんどん蓄積されて、晴れてメディアに取材された時に爆発的な拡散力に繋がることでしょう。
メディアに載るために信頼を積み重ねる広報の仕事
みなさんの普段の広報のお仕事はなんでしょうか?
・プレスリリース
・SNS運用
・オウンドメディア運用
・社外用広報物の作成
・社内広報の作成
などですか?
これらの仕事を通じて、会社の信頼が積み重なるようにするのが広報の仕事です。
例えば
「SNSで社会に役立つ情報を発信する」
「社内報で、社内関係を円滑にし、情報の行き来をスムーズにする」
なんてことも立派な広報の仕事です。
ここまで読んだ方なら分かるはず。
もし信頼のない会社がメディア掲載をお願いしても
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大企業が毎回取材されるのは会社への信頼、広報への信頼が積み重なっているからなんです。
広報の目的と手段を間違えるな
私が言いたいことは「目的と手段を間違えるな」ということです。
人によっては広報は売り上げに貢献するのが目的だ。という人もいるでしょう。
しかし、それでは売上に貢献するためにウソの広報活動を行っても良いのでしょうか?
違いますよね。
正しく信頼を積み重ねるような広報活動をしていれば、自然と売上に繋がっていくはずです。
Twitterなどにはとんでもないメディア掲載実績をもつバケモノ広報がたくさんいます。
それで自分はダメ広報なんだと落ち込まないでください。
ぜひ、考え方を変えて、アナタの素敵な会社を広報することを諦めないでくださいね。